大抵のひとにとっては、いちばん身近にある「詩」とは、歌の「歌詞」ではないかと思うんです。
そして、少なからずなにかしらの歌を聴いて、メロディーにのせられた歌詞がすうっと心のなかに入ってきて、感動した経験があるのではないでしょうか。
楽しくなる、陽気になる、うれしくなる。切なくなる、悲しくなる、共感して落涙する。
歌詞は、細かく分解すれば無機的な言葉の羅列でつくられます。その言葉がつながることにより、ある一定の意味を持ち、それが僕らの内面を刺激して、心を動かします。
詩は、言葉であり、その人にとって重要な意味を呼び起こし、心を動かすもの。
いつもそうなるのではなく、過去の体験、今の状況に反応するため、響く場合・響かない場合、同じ言葉を聞いても響く人・響かない人がいます。
これが、僕の詩に対する理解です。
ビジネスにおける詩をコンセプトと呼ぶ
ある日、そんな着想を得てこんな文章を書きました。
今日はオカビスの研修の一環で、中小企業支援のトップランナー、小出宗昭さんの相談風景を見学させてもらった。
その光景は圧巻で、わずかな時間の中で、相談者さんの課題を汲みとり、納得感のある方向性を示していた。
小出さんは、ある意味「詩人」だとも言える。
相談者さんが悩みを語り、これに対し小出さんが一遍の詩を語ると、相談者さんの心にあかりが灯り、前に進む勇気をもらう。
言葉であること、大きな力を持つこと、触れる人に勇気を与えること。これが僕の「詩」と「コンセプト」に対する理解です。
僕の中で「詩」と「コンセプト」がつながりました。どちらも、僕が大切にしているもので、今後、将来にわたって追求していきたいテーマです。
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