人が色鉛筆のように見える。
2015年の年始に、東京で開催されたストレングス基礎コースに参加しました。ストレングスファインダーの学びの場です。
ミズノの参加レポート:東京まで夜行バスで出掛けていって、ストレングス・ラボ主催「ストレングス基礎コース」に参加したメモ。
講座の参加者の方が言っていた言葉で、とりわけ印象に残っているのが「人が色鉛筆のように見える。」です。僕もその方も「個別化」という資質を持っています。「個別化」とは、人それぞれの個性に目を向け、個性を最大限に活かすことを良しとする性質。同じ「個別化」を持っていることもあり、僕も「人が色鉛筆のように見える。」という言葉に、確かにそうだ、と強く頷いたのでした。
それからしばらくして、カウンセリングも20人を超え、人についてのグラデーションがより顕著に見えるようになってきました。人はみんな、ひとつとして同じ色を持っていはいないのだけれど、この人とこの人は近い色を持っているなー、この人とこの人は真逆の色だ、なんてのが感覚的にわかるようになってきました。
良い色も悪い色もないんだって思える。
それで、最近強く思うこととして、良い色や悪い色はないんだってこと。12色の色鉛筆を目の前に並べられて「良い色から悪い色の順に並べてください」って言われてできますか?「好きな色から嫌いな色」なら並べられると思うけど、色に良い悪いはありませんよね。
人はそれぞれ様々な色を持っていて、そのすべての色が違う役割を持っていて、それぞれが素晴らしい。例えば、自己主張が強すぎて、他の色を潰してしまう色があるかもしれない。逆に自分を出すのが苦手で、描いても薄くしか色がつかないかもしれない。でもそれは、たまたま健全な状態じゃないってだけで、自分の色をしっかり自分で認めてあげて、他の色に配慮しながら自分の色を主張すれば、調和のとれた1枚の素晴らしい絵が出来上がると思うんです。
大切なのは、まず自分の色を自分で見ること。自分の色を認めてあげること。他人の色と自分の色の距離を適度に保ち、調和のとれた絵を描くことを心がける。じゃないかと思います。
僕は、人の能力や性質というものに興味を持ち、学び、カウンセリングを通じて深めた結果、世界がこんな風に見えるようになりました。
人が色鉛筆のように見える。良い色も悪い色もないんだって思える。
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