コンセプトという曖昧な言葉は、言う人やその状況により様々な定義があります。ポエジーでは、コンセプトを以下のように定義しました。
コンセプトとは…?
『ものごとの幹となる、短くて強い言葉。』
をそなえたもの。
例えば、『ものごとの幹となる、短くて強い言葉。』は、コンセプトのコンセプトであるのですが、言葉に含みをもっており、状態が豊かに想像できるということがわかっていただけるかと思います。このサイトには、いくつものコンセプトが散りばめられています。 探してみてください。
言葉を過信しない。しかし、言葉の力を信じる。
僕は言葉を過信しません。
むしろ、曖昧で不安定なものだと捉えています。
でも、言葉の力を信じてもいます。
なぜなら、言葉にすることで、
道標になったり、原動力になったり、意思表示になったりするからです。
言葉は多くの可能性を秘めている。
コンセプトは詩である。
コンセプトは詩である、と胸を張っては言いにくいけれど、多くの共通点があることは確かでしょう。
いくつかの言葉の組み合わせであること。
情緒豊かな情景を想像させる力を持つこと。
それが必要な人にとっては大切な言葉になること。
では、コンセプトはどのようにつくるのでしょうか?
コンセプトは、ただ、キャッチーでそれっぽい言葉を掲げればよいというわけではありません。ものごとの幹となる、強い力を持った言葉でなければなりません。
そんな特別な言葉であるコンセプトをつむぎだすためには、デザインの手法を用います。デザインといっても、一般的に広く知られているビジュアルに関するデザインとは異なります。
情報を集め、分解・構築を繰り返す中から重要なものを見つけ、組み立てていく。ある程度できたらフィードバックをもらい、修正を重ねて精度を高めていく。こういったプロセスをデザインの手法と呼んでいます。つまり、原因と結果があり、理論的で筋道立てて説明できるというのが特徴で、直感やひらめきをありのままに表現するといったアート的なものとは異なります。