ホントウのことを話しましょう。
この世の中にはウソがあふれている。
誤解を恐れずに言えば、僕はそんな風に世の中を見ています。
世間の常識を自分の常識と勘違いし、世間体を気にし、自分の心にウソをつき、自分の本音を口にせず、周りに合わせて生きている。
ルールがこうだから、組織の方針がこうだから、生きるためには、会社の存続にはお金が必要だから。そう言って人として一番大切なことに目隠しをしている。
これは極端な意見だけれど、そうじゃない、と言い切ることのできる人はどれくらいいるのでしょうか。
30年とちょっと、ウソをついて生きてきた。
なぜ世の中にウソがあふれていると感じるかというと、かつての僕がそうであったからです。
ウソというと語弊があるかもしれませんが、自分の人生の進むべき道について、自分の意志で何ひとつ選択してこなかったというのが、今までの僕の自己評価です。
そして、そんな男の行く先には、幸せな人生が待ち構えているはずがありませんでした。
本音を話すことで、物事は正しい方向へと進んでいく。
あることがきっかけで、僕は自分が自分につくウソ、それと人が人につくウソを極端に嫌う気質に気づきます。理由は簡単で、自分がウソつきだったから。そんな自分を変えたくて、自分の中のウソを排除し、本音で話すようになったら、人生が開けてきたのです。まるで夜明けのようでした。
こんなことから、人と本音で話すこと、世の中の本質を追求することが、僕の中での確固たる信念になりました。
ウソだとわかっていながら、踊らされて生きるのが人生だよなんて、それが悟りというなら、僕には必要ありません。理想主義だとしても、自分の信念をつらぬきたい。
本当のことなんて、突き詰めれば主観でしかありません。しかし、僕はこう考えます。本当のこと=本音=自分にウソをつかないこと。
そして、そんな思いに共感してくれる人たちと一緒に、歩いて行きたいのです。
上記は、2015年5月24日、独立時の経営理念です。最新の経営理念はこちら