2年前、2019年の11月にザ・ビートルズのDNA(遺伝子)を受け継いだ楽曲を集めたコンピレーションアルバムが、ソニー・ミュージックレーベルズさんから発売されました。その、「Power To The Pop」と名付けられたコンピアルバムのジャケットデザインを、光栄にも当事務所で担当させていただきました。(そのいきさつについては、なかなかに感慨深いものがあり、、、よかったらこちらからご覧ください)
あれから2年が経ち、なんと「Power To The Pop」の第2弾が発売される!とのことで、これまた光栄なことに、第2弾の「Power To The Pop2」でもジャケットデザインを担当させていただくことになりました。
ビートルズが好きな方には、すぐに元ネタがわかってしまうでしょうかね?・・ビートルズのベスト盤、「赤盤」「青盤」を意識して、はっきりした赤色、青色を左右に配置したデザインです。4つの窓にいるのは、昔、実家で飼っていた我が家のうさぎ「くるみちゃん」が前作に引き続いて登場。もちろん、ジョン、ポール、リンゴ、ジョージをそれぞれイメージしてます。(このくるみちゃんについての思い出も、前作を紹介した時にたっぷり書いたので、重ねてのご案内ですが興味ある方はこちらをどうぞ)
音楽大好きで、青春時代はUKロックに捧げた(ちょっと大袈裟かも)僕にとっては、ビートルズに関わるCDのデザインを担当させてもらえることは、この上ない喜びです。今の「Power To The Pop2」を流しながら、これを書いているのですが、ビートルズの匂いのするポップチューンが次々とスピーカーから聞こえてきて、なんでしょうね、この「ビートルズらしさ」を感じさせる音を聞くと、自然と「ぎゅん!」「いい!」と反応してしまうのは、なぜなのでしょうか。音楽の、ロックの、ポップの成せる技なのでしょうか。
再び声をかけてくださったソニー・ミュージックレーベルズの担当者さんには感謝しかありません。前作のジャケットデザインを気に入ってくださって、また今回も「くるみちゃん」のデザインを採用してくださって。どうやら、今回の第2弾の発売にこじつけるまでに、長く曲がりくねった道のりがあったそうで(まさに、ロング・アンド・ワインディング・ロード)、ウェブ上のテキストにあたると、
BeatleDNA第二弾は[悔しさ]を取り戻すための旅。
自分で自分の首を絞めることはわかりながらも、やめればいいのにまたやっちゃった……
(中略)
前回の第一弾は2年前の2019年。構想30年で遂にリリースできた喜びと達成感はあった一方で、まだまだ完璧ではないという悔しさも感じておりました。(引用元)
この記事を読むに、相当な想いがあって販売にこじつけた作品であり、そういう想いの詰まった仕事に関わらせていただくことって、やっぱりありがたいことだなと改めて思ったり。ぜひ、引用元の記事もご覧になってください!
Power To The Pop2紹介
カヴァーでもない、コピーでもない、誰もが納得の有名曲から隠れた名曲まで、ビートルズの遺伝子(BeatleDNA)を受け継ぐ楽曲の数々を世界中からレーベルを越えて集めた、すべてのポップ・ファンに贈る日本独自企画コンピレーションCD第2弾『Power To The Pop 2』が2021年9月8日に発売されることが決定した。大好評だった2019年11月発売第1弾に続く2年振りとなる今回もまた60年代初期、中期、後期のそれぞれの世界観を彷彿させる、王道曲、マニア納得の選曲から、近年のポップ職人たちによる秘蔵の一曲まで、珠玉の楽曲の数々が2枚のCDにそれぞれ約80分弱ずつ、CDの収録可能時間ギリギリまで40曲詰め込まれている。(引用元)
どうやら、BeatleDNAの詰まったこのCDを聴いて心がギュッとする僕は、遺伝子にビートルズのポップメロディが刻まれてしまったようです。そんなBeatleDNAを胸に、デザインに関わることができたことを大変幸せに思います。
ビートルズファンの皆さん、ぜひビートルズの遺伝子を感じてみてください!
Power To The Pop 2 | ソニーミュージックオフィシャルサイト
制作メモ
クライアント:株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ さま
制作パートナー:ヒーロークリエイト近藤大芝